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テンポ・ルバート

『自由なテンポで』

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ワタシのピアノは
誰かの伴奏者にはなれない
そんな弾けないし
練習キライだし
いぜんに
興が湧かない
実に生意気な物言いですが^^
たまにいる
カラオケ嫌いなヴォーカリストと変わらないかも?



「言ってもムダとは思うけど
25歳までには一度戻って来なさい」
まだ携帯のない頃、公演先の公衆電話から実家にかけた
「10円しか話せないから」
行き先をあかさずに家を出たけど、探さないで大丈夫だから
ホントは、名古屋で公演があり、実家のすぐ近くに来てたんだけど
観に来れば、とは、いいそびれた
「自由が長くなると、人と一緒に住めなくなるから」

母の忠告通り
いつの間にかいろんなことが
人と合わせられなくなった



自由って
オモシロ過ぎるけど怖い
怖いけどオモシロ過ぎる
この紙一重の感覚…醍醐味を味わってしまうと
人に合わせるのが融通効かなく
そして特に
するべきことをするだけの
正解ボタンを次々押して喜ぶだけのような演奏には
興が湧かなくなってしまう

と思う

…ええ、ただの言い訳です、ごめんなさい
要はワタシはルーズなのです♭
かっちりキッチリしたことはニガテ
間に合うかもしれない・間に合わないかもしれないという
瀬戸際で、どっこいしょ、みたいな
かと思えば
つんのめったり、ろれつが怪しかったり
マイペースというかなんというか…

でも
ただ好き勝手演ってるわけじゃないんです
誰かウマイこと言ってた
「ルバートって、テンポは無いけどペースはある」

社会性やルール(テンポ)
わかっちゃいるけど
というのを示してるのが
左手です
もしくは
他がメロディを担う場合の、ピアノです
わかっちゃいるけど
つんのめったり、どっこいしょ
マイペースなのがメロディ

でも
ルーズ過ぎてもいけません
自分にとって居心地よいだけでなく
誰かにとっても聞き心地よいと思えなければ
見向きもされない、ただの困ったちゃんになってしまいます

適度に社会性やルールを意識しながら
自由のオモシロさと怖さの紙一重を綱渡りするのです



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