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迷走神経反射

2019年03月31日
って、ご存知でしょうか。
よく朝礼で生徒が倒れる、アレなのですが。

『血管迷走神経反射というのは、
自律神経系の突然の失調のために、血圧や心拍数が下がり
脳に行く血液循環量を確保できないために、
失神や目まいなどの症状が起こる病気です。』
http://www.myclinic.ne.jp/ueno_nougeka/pc/free5.html

ワタシは主に月イチ原因で
初めて倒れたのは高2、下校中の自転車に乗っている時。
みるみるうちに血の気が引き、用水路に落ちないよう
自転車を止めて道端にうずくまるのがやっとでした。

予知出来ず、ヤバイと思ってから数十秒で動けなくなるので
咄嗟の判断で、少しでも安全な場所に転がり込むしかなく…
ちょうど目の前に公衆トイレがあれば運がいいほう
帰宅途中あともう数メートルのところで自宅にたどり着けず
他所様のガレージで、砂埃まみれで唸ってるのを通報されてしまったり。

月イチの痛みで地獄をみるのは、いつも数時間だけ
急な痛みと共に、目の前が光って崩れ落ち
しばらく、(冬でも)冷汗ダクダクでのたうち回り
そのうち痛みが引く周期が長くなり、治ってくると
今度は反動で、(夏でも)カタカタ震えが来ます。
体温が戻ってくる頃には、気力体力共尽き果てて
運良く自宅のベッドにいる時は、
そのまま死んだように寝落ちしてしまうのですが
復帰すると何事もなかったみたいにケロッとしてるのです。
ホントにその数時間だけ…

不思議と劇団の公演に重なったことはなかったのですが
聖歌隊の仕事で、式の始まる直前に倒れ
のたうち回りながらも控室に運び込まれ
ワタシの衣装ガウンを脱がしてもらい
スタッフの方に着せ、口パクしていただき。
意識朦朧としながら
さすがにもう二度とこんなヤバイご迷惑はおかけ出来ないと思い…

それからというもの、すっかり萎縮してしまい
Xデー近くは用事を入れずに引きこもり
だいたい3日から、ヘタすると一週間近くムダにすることに。
恐る恐るバイトに出るのも
最強鎮痛剤ボルタレンを御守りのようにポーチに入れて。
婦人科に行っても、倒れる原因までは判らないまま
ある日、月イチ以外でも倒れてしまいました。


歯科治療後バイト先で、麻酔が切れて痛みが走り
あわてて薬を飲んだけど間に合わず
「すぐ治るから救急車は呼ばないで」と言いながら意識が飛び
気がついたら乗せられて大学病院に♭

間仕切りのカーテンの向こうで
「今から3つのものを言いますので覚えてください。
さくら。ねこ。電車。」
おばあちゃん「さくら。ねこ。電車。」
「しばらくしたら、もう一度聞きますので教えてください。
さっきの3つのものは何でしたか」
おばあちゃん「…」
そして、さめざめと泣き始めてしまい。
「ご家族の方に連絡してますからね、心配しなくていいですよ」
ワタシはいたたまれないキモチで、夕方暮れかかる薄日の中
「さくら。ねこ。電車。」何度も反芻していました。

ようやく通りがかった看護師さんに
「あの…なんだったのか自分でもよくわからないのですが
もう大丈夫だと思うので帰ってもいいですか」と声をかけると
「痛みに弱いかもね。倒れる時に頭とか打たないように気をつけてね」と。
今思えば、その時もっと詳しいことを聞けたらよかったのですが。
それよりも、情けないことに気にかかったのが
「あの…お会計なんですけど
お財布もピッチも持ってなくて…どうしたらいいでしょう」
気がついたら靴も履いておらず、病院のスリッパをもらい
最寄りもわからず、道行く人に交番を尋ね、電車賃を借り
パタパタと…その後どうしたのか覚えていません(汗

採血や点滴、歯科治療
映画で突然のグロや恐怖シーン
点滅や逆光、爆発音や緊急地震速報
スライサーで指を切った
階段から落ちてスネを強打 etc…

どうにかしたいけど、どうすればいいかわからない
これは精神的なものなのか、
だとしたら病院に行くしかないのかもしれないけど
そんなお金の余裕は全く無く…

ネットが使える環境になり、いろいろキーワードを並べて調べた末に
ドンピシャにヒットしたのがコレでした。
https://matome.naver.jp/odai/2137073046655724401

ああ…
長年の謎が解けた時、本当に心底ホッとしました。
治るわけではないのですが、わかってしまえば
心づもりがあれば、冷静な判断や対処も出来ます。
ただ、周りは
知らないで、血の気失せて倒れているのに遭遇すると
ただただビックリしたり、動転してしまうと思います。

そうやって今まで
たくさんの人に、ご心配ご迷惑をおかけしました。
ドタキャンや事後連絡になってしまい
気まずく疎遠になってしまった方、
当時はこんなふうに説明することも出来ず
もどかしい思いをしたこともたくさんありました。
この場を借りて、お詫び申し上げます。本当にすみませんでした。
そして
変わらぬおつきあいをいただいてる方には、お礼を
この先ご縁あるかもしれない方は、
ご迷惑おかけすることがあるかもしれませんが

これからもどうぞよろしくお願いします。