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いつか何処かでまた

雪の積もっていた頃、あるオープンマイクで

エレピとは想定外で、内心ちょっとガッカリしながらも
他の方たちの反応は比較的よく、中でも
かなり気に入ってくれたらしい30代くらいの男の子がいた
「ライブやらないんですか。また聞きたいので呼んでください」
ちょっと意外な反応に、ワタシのほうが戸惑ってしまい♭

アンサンブルが好きなので自分自身の活動には興味がないこと
リハビリ中で、2曲続けて歌うのが精一杯な状態なこと
何処かのオプマでまた会いましょう
Twitterやってません?と聞くと
アカウントを作って連絡しますとのことで
ホントに失礼ながら、名前を聞くことさえ忘れてしまっていた…


しばらくして、彼は本当に新規アカウントを作ってDMをくれた
「あの時の歌は本当に癒されました」
そこまでして連絡をくれるってどういうことだか
何かただならぬ気配を感じて…聞いてみた
いやな予感は当たっていた

子供の頃から状態が悪く
最近透析に移行したらしい
彼は自身がそう長くないと淡々ととらえているようだった

職業柄、制限食を調べてみて…胸が苦しくなる
水分・塩分だけでなく、蛋白さえも


なるべく淡々と、好きな音楽などの話をやりとりしていたある日
「血圧が上がってしまった。もう活動はやめて治療に専念します」
「もうここ(Twitter)には来れなくなるのでアカウントを消します」

「やるやらないは決めてしまわないで
やれる時やれない時どっちもムリしないで」
最後のメッセに既読がついたあと
アカウントは消えてしまった
ワタシは泣きながら
塩もなんにもしないカボチャやキャベツをモサモサ食べた




オプマといえどステージは一期一会だけど
また会えたら聞いて欲しいと思ってます
https://youtu.be/IIOzow2T0z4



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