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明かりのほうへ

2018年09月30日
耐えがたい辛さと不安に押し潰されて
虫のように息をする
明けない夜は無いというけど
いつか抜け出せる日は来るのだろうか

ボランティアという言葉は好きではないですが
以前、施設で訪問ライブをしていたことがありました
日々の不安や辛さを癒すことは出来ないけど
一時だけでもいいから、忘れられる瞬間があってもらえたら…
その一心だけ

なるべくなるべく
明るい曲を、楽しめる歌を
誰もが知ってて、懐かしんだり
垣根無く共有出来るものが演りたい
知らない人の知らない曲や
辛い思いや重いテーマを、受け容れる余裕はないのです

患者さん、利用者さん達よりも
見守るご家族や
スタッフの方々の反応のほうが忘れられない


お店やライブハウスは、施設ではないのだけど
なるべく明るく、楽しめる
出来ることなら心踊るくらいのものを
はじめましての躊躇とか、マウンティング?とかプライドとか
垣根一切無く共有出来るものを…

https://youtu.be/YBEo2jrwMl8?feature=shared

同じくらいの世代はみな
家庭の将来や親の老後を背負って
それでもつかの間、自分の時間を愉しみに来ている

私だけ、自分のことで精一杯



この夏は何もかも異常で
あの、耐えがたい辛さがフラッシュバックして
引きずられそうになることもあったけど
それでも消せない
躍動感を求めてる自分がいることに
‘生’を再確認したような気がします

まだ大丈夫^^


IHカレー20食の軌跡

2018年07月28日
デザイナーズ飯まかないオバチャンも
おかげさまで7年目の夏、本番真っ盛り
連日酷暑&野菜高騰のWピンチの中、悪戦苦闘しています。

2年目くらいのある日、社長様から
「毎週、スパイスを使ったヘルシーなカレーを出して欲しい」と
スパイス代なるものを託されました。

ワタシは幼少の頃、病弱で食が細く&裕福ではなかったため
実家を出るまで、ほとんど外食したことがなく
味覚はかなり保守的なほうだろうと自覚していました。

かつ、事務所のある青山は
何気にカレー激戦区…超有名店も並びます。
ワタシは辛味の耐性が無いので
おっかな過ぎて一度も入ったことは無いのですが♭
しかし意外にみなさんカレーはあまり外食しないらしく…

カレーは実は、味噌汁でいう“味噌”を作るトコロから始まります。
家庭レベルで、味噌をイチからは、なかなか作れないので
普通、味噌はスーパーで買ってきます。カレーも同じように
市販の固形ルーやカレー粉はそのために売っています。
ただ、固形ルーは、油脂や小麦粉や塩分のほうがメインです。
なんとか不要な成分を減らしたい一心で
異国の食の原点を探る旅?独りカレー研究会?が始まりました。


手始めにググりまくって…すぐ壁にぶち当たりました。
カレーは煮込むではなく
スパイスの香りがついた油で、ちゃっちゃと炒め合わせるもの。
IH(それも一口)だと、炒められる作業量は、たかがしれています。
カットトマトはザル上げして、水分を予めテフロンで煮詰めておく
玉ねぎはフープロ粉砕して、レンチン蒸してから鉄のフライパンへ
挽肉を焼いて出た油に、パウダースパイスを馴染ませる
ヨーグルトは出来れば前夜から水切り&ホエーでレーズンを戻しておく
などなどして
ベースをなるべくドライにまとめておいて、後で牛乳で伸ばす
2つのフライパンとレンジを駆使しながら
毎回あの手この手で20食作り上げています。

ワタシは、音楽も料理も
作る前の落とし込みがとても必要だと思っています。
落とし込みってなんぞやって(笑
「よっしゃこうすれば勝てる」みたいな?成功イメージ?
根拠のない確信でしょうか(笑
いや、もっと、感覚に叩き込むレベルです。
実際、譜面やレシピは参考程度にしかならず
本番試合中アテにするのは自分の勘だけ
そう、いちいち計量しない(割合だけ把握しておく)タイプです。

ただ難儀なのは
ピアノは、練習の段階でいくらでも実験出来るのですが
カレーは、いきなり試合して結果を出さなくてはいけなかったのです。
自炊程度の量や調理器具では出来ないので♭
それはもう、はじめは毎週半ベソかきながら試行錯誤していました。
イチから作ったことのある方にしかわからないであろう
「ナンジャコリャ⁈」の連発。
塩分か、何のスパイスか、足せばいいのか、ひかなくちゃならないのか
全く見当がつかないことも。
特に、辛味に関しては、
社食ですから誰もが食べられる範疇でなければ。ニンニクもNG
この2つ、カレーにとってはかなり肝なので
違う方法でカバーしなくてはいけないのは結構大変です。

そして、カレーだけでなく、料理の仕事で一番困るのは
試合前から最中は、脳内アドレナリンでドーピング状態になってしまい
食欲が全く無くなってしまうこと♭
食欲が湧かないと、味覚判断も迷子のようになってしまいます。
落ち着いてくるのは、早くて
食器を洗った後か、帰り際(終電間際)なので
その日のうちには冷静なジャッジが出来ず
拍手もらえた満足感みたいな?達成感だけを胸に
足腰ヘロヘロ&汗だくヨレヨレで終電に飛び乗ることも。
そして、少し冷凍しておいたのを、休みの日にようやく試食…
ステージ録ったものを後日確認するのと同じですね^^


今までたくさんお世話になってきた、いろんなサイト
中でも、一番大笑いし共感したのはコレ
http://hga0628.hatenablog.com/entry/2017/11/19/080733

〜そこでワタシも、今までの個人的な経験則を〜

フープロは必須。玉ねぎ、生姜、レーズン、
りんご、セロリ、カシューナッツ、ほうれん草&ニラ…etc
牛乳は普通のを推奨。低脂肪は美味しくない。
ヨーグルトは絶対、人工香料の入ってないもの。
スパイスは香り。調味料ではない。
ホールスパイスは胡麻と同じで
都度使う分だけミルで擂ると風味格別
(けど手間暇惜しいので、ほとんどパウダーで代用♭)
ターメリック・クミン・コリアンダーの3つがあれば足りる
(けど、ワタシはグリーンカルダモンが好き♪何にでも入れる^^)
ターメは早いうちに油に馴染ませる
(後足しすると口当たりが粉っぽい)
コリアンダーは最後(若干トロミ付けにもなる)
意識して足すのは、塩分より
甘味(戻しレーズンとか、ジャムとか、きび砂糖
あればハチミツやメープル)と
酸味(ポッカレモンとかりんご酢
あればライムとかプルーンとか)
ほうれん草ペーストは重曹必須。
無いと粒状止まりでベースに埋もれてしまう。
ニンニク代わりにニラやセロリなど
クセモノのニオイ系が入るとソレっぽい。
作業中に唐辛子に触れてヒリヒリしてしまったらコーヒーに手を浸す。
(シシトウ大当たりもコーヒーを口に含むと治ります)
etc.etc…


食べるだけでは、わからなかった
作り手ならではの苦悩と楽しみ、カレーの奥義にふれる喜び^^
ピアノ同様、気負わず、迷いながらも焦らず
いつのまにか
“自分の味”みたいになっていけたらいいなと思っています♪

シンコペーションってなんぞや⁇って方、結構いらっしゃると思います
が、考える必要なく出来てる方も多いので
ニガテ意識ある方以外は、不必要に悩まず、読み飛ばしてください^^

ひさしぶりに音学チックな話です♪
理論や理屈は必要に応じて後づけでいいと思っているワタシですが


以前、ある生徒さんが学校の合唱で
コブクロの『桜』を歌うことになったのだけど
「大変なの、センセイ…なにかが違うの(汗」
若い子達が(当時)イマドキの歌で苦労するなんて思いもよらなかったけど
何が大変なのか把握して、ワタシもしばし途方にくれました♭
つーか、笑ってはいけないとは思いつつも…orz
まるで念仏なんです、みんな神妙な顔して(爆

簡単に言えば、シンコペーションが入ってないんです
って、初対面で理屈を説明してもキンチョーされるだけなので
拍をキックやパンチしながら小声で歌って、息がブレて切れたり母音が当たるのを把握してもらい
まずはその状態を叩き込んでから、動かないでもシュミレーションして歌えるように、と…

他にも、レッスンではよく
今井美樹の『プライド』を選曲して苦戦される方が多くいらっしゃいました。
この2曲どちらでも、もしご存知でしたら歌ってみて
苦戦されるという方は
たぶん…歌詞に邪魔されてることが多いのです

言葉や詞の表現を大事にしてる方に多いです
きれいな抑揚で話されるご年配の方や、
ミュージカルや声優兼を望む方たちの中にも…
もし、シンコペーションなど、リズムの獲得を真剣にのぞむようでしたら
感覚や習慣を変えることはムズカシイことかもしれませんが
割り切って歌詞の表現は二の次に…一旦外して訓練してください
言葉の抑揚?アクセント?イントネーション?と、メロディのそれは
全く別物で噛み合わないほうが多いのです
が、
歌は、朗読ではなく、音楽です
役者が台詞のエロキューションを磨くように
歌にはメロディーのエロキューションを工夫する必要が(本当は)あるのです
まずは、メロディの抑揚?アクセント?イントネーション?
を把握し徹底的に叩き込むこと
元々培ってきた言葉の表現が崩れることはないので、ご心配なく
舞台役者出身のワタシが、とことんお付き合いします


リズムって、乗る…享受するだけでなく
自発出来ることも必要なんです
その意識を持てたら、音楽に対する姿勢も変わるかもしれませんね♪

雪の積もっていた頃、あるオープンマイクで

エレピとは想定外で、内心ちょっとガッカリしながらも
他の方たちの反応は比較的よく、中でも
かなり気に入ってくれたらしい30代くらいの男の子がいた
「ライブやらないんですか。また聞きたいので呼んでください」
ちょっと意外な反応に、ワタシのほうが戸惑ってしまい♭

アンサンブルが好きなので自分自身の活動には興味がないこと
リハビリ中で、2曲続けて歌うのが精一杯な状態なこと
何処かのオプマでまた会いましょう
Twitterやってません?と聞くと
アカウントを作って連絡しますとのことで
ホントに失礼ながら、名前を聞くことさえ忘れてしまっていた…


しばらくして、彼は本当に新規アカウントを作ってDMをくれた
「あの時の歌は本当に癒されました」
そこまでして連絡をくれるってどういうことだか
何かただならぬ気配を感じて…聞いてみた
いやな予感は当たっていた

子供の頃から状態が悪く
最近透析に移行したらしい
彼は自身がそう長くないと淡々ととらえているようだった

職業柄、制限食を調べてみて…胸が苦しくなる
水分・塩分だけでなく、蛋白さえも


なるべく淡々と、好きな音楽などの話をやりとりしていたある日
「血圧が上がってしまった。もう活動はやめて治療に専念します」
「もうここ(Twitter)には来れなくなるのでアカウントを消します」

「やるやらないは決めてしまわないで
やれる時やれない時どっちもムリしないで」
最後のメッセに既読がついたあと
アカウントは消えてしまった
ワタシは泣きながら
塩もなんにもしないカボチャやキャベツをモサモサ食べた




オプマといえどステージは一期一会だけど
また会えたら聞いて欲しいと思ってます
https://youtu.be/IIOzow2T0z4

オバちゃん力

2018年01月14日
ワタシの名前はオバタエリコなので
小さい頃から、ニックネームは‘オバちゃん’
(アクセントの位置…イントネーションが違います)

今年は戌年、ワタシ年女でして、先日無事誕生日を迎え
(前回12年前は頑として認めませんでしたが)
名実ともに正真正銘‘オバチャン’だわぁと感慨深く…♭

本来?オバチャン力=コミュ力の事らしいですが
ワタシは取っつきにくそうな?外見より
意外とコミュニケーションの苦労は無く
意外と話好きな、元からオバチャンなのですが
裏腹に職人気質?なくせに、意外と不器用で手加減知らず

デザイナーズ飯まかないオバチャンも早6年目
ピアノも、ソロなら、弾けても弾けなくても
自由気ままでOKなので、練習が楽しくなってきました

食も音楽も同じ部分で発揮してる気がします

チープな食材でも、いかに工夫して献立を組むか
拙い演奏力でも、いかにアレンジして、らしくするか(笑

これがワタシの‘オバちゃん力なのかも’( ͡° ͜ʖ ͡°)
https://youtu.be/koyWi8AD_LI
照明がエロピンクでクルクルして
後半ちょっと笑けそうになってますが

今年は念願の、ご機嫌なナンバーが出来るといいな〜
英詞OK洋楽好きな、いいカンジにヨレた枯系オッチャンVo&G
引き続き募集してます、どうぞよろしく♪
Dan Hicks & Hot Ricks “Walkin One and Only”
https://youtu.be/o6vzxMPll28

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